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【卒業生の活躍7】~大河平好香さん、高校音楽教師として充実の日々~

【卒業生の活躍7】~大河平好香さん、高校音楽教師として充実の日々~

【卒業生紹介】

埼玉県立松伏高等学校勤務(音楽科)(武蔵野音楽大学器楽学科トランペット専攻卒業) 
大河平 好香さん 

(平成27年3月 普通科 アドバンスコース 総合進学クラス (音楽類型) 卒業  久喜市立久喜中出身)

【高校生活と進路選択について】

 中学校時代から吹奏楽部での活動に没頭していた私は、更に音楽への理解を深めたいと思い、花咲徳栄高校に入学しました。2年次からは、総合進学の音楽類型を選択し、音楽理論をはじめ、ソルフェージュ(視唱・聴音)や主科・副科の技術向上に向けたレッスンを受けるなど、充実した授業時間を過ごした後、放課後は吹奏楽部の活動に全身全霊を傾ける日々でした。さらに音楽を学びたいという欲が出たのと、恩師の勧めもあり、武蔵野音楽大学に進学しました。音楽類型に在籍していると受験科目が一部免除になるだけでなく、受験に必要な知識・技能については既に授業内で学べたのも受験の助けにもなります。私の進学を応援してくれた家族へも同じですが、日ごろの学習からサポートしてくださった先生方へは、感謝の気持ちが尽きません。

【大学生活と現在の目標】

 私が所属していた音楽学部 器楽学科では、私を含む多くの学生たちが演奏家を目指して知識理解を深め、自らの技術向上のために努力をしていました。現在、私は音楽科の教員として公立高校に勤務していますが、大学生時代での経験の一つ一つが、今の私を支えてくれていると感じます。トランペット専攻の私は、大学時代に様々な種類の音楽に触れました。国内外問わず、いくつかの演奏旅行も経験しています。様々な指揮者のもとで演奏し、たくさんの音楽家の演奏や考え方に出会えたことは、今でも私の財産です。また、高校卒業後も、花咲徳栄高校に足しげく通っていました。この時に得た経験は、教員としての私に大きく影響を与えています。どうすれば生徒に伝えられるのか、常に「生徒側」から見る癖がつきましたし、「教師側」に立ってはじめて見えた世界に強い興味を持ち、「教師側」から見る先生方の中に大きな愛情を感じた時、私もこれを仕事にできたらどんなに幸せかを、考えるようになりました。本気で自分と音楽に向き合ってきて本当によかったと思っています。

 「何が正解なのだろう」と、毎日のように考える教員生活がはじまって4年が経ちました。高校生のときから「PDCAサイクル」という言葉を聞いて育ちましたので、一度完成したからといって終わりにするという考えはありませんが、10人いれば10人分の個性と課題がある現場では、常に柔軟でいることが求められます。しかし、「ダメなものはダメ」だと、時に頑固でなければならないのも教員の仕事だと思っています。新しい生活様式が定着しつつありますが、言葉にすることの大切さを教えたいですし、非対面で済んでしまう世の中になっても対面することの大切さを教えたいです。生徒にとって「出会ってよかった」と思ってもらえるような教員を目指します。

【活躍する花咲徳栄高校の卒業生(TOPICS(ホームページ掲載記事))】

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